【レビュー】おやすみ、はたらくくるまたち シェリー・ダスキー リンカー (著), トム・ リヒテンヘルド (イラスト), 福本 友美子 (翻訳)【書評】
投稿日: 2017/02/05 更新日: 2017/10/22
絵本・児童書 暮らし・健康・子育て
書籍名 | おやすみ、はたらくくるまたち |
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著者 | シェリー・ダスキー リンカー (著), トム・ リヒテンヘルド (イラスト), 福本 友美子 (翻訳) |
定価 | 1,300円(税抜) |
発売日 | 2012年09月07日 |
出版社 | ひさかたチャイルド |
サイズ | 25×26cm ハードカバー |
ISBN | 978-4-8932-5749-9 |
おやすみの前に読む本
うちの二歳半の息子が、寝る前に必ず読む本の中の一冊です。
息子はあまり寝つきが良くないので、巷で流行りの『おやすみロジャー』を検討していました。
そんな中おばあちゃんからプレゼントでもらい、息子もかなり気に入った様子で毎日読んでいるので、こちらで良かったなと思っています。
働く車たち(ショベルカーやダンプカー、ミキサー車)などが日中頑張ってお仕事をして、夜になって眠りにつくお話の絵本です。
作者が寝かしつけ絵本を意識しているのか、柔らかいタッチの絵や、短い言葉や動詞で終わるテンポが特徴です。
こんな感じ。
ゆらり ゆらりと てっこつが ゆれる。
ブームを まわし、むこうがわへ そっと おろす。
それから やっと ねばしょへ かえる。
だんだん くらくなってきた。
引用 - おやすみ、はたらくくるまたち
お話の最後は、どの車もおやすみにつきます。
おしまいとともに、子どもも寝るのがベストなのかと思いますが、うちの二歳半の息子は寝てくれません(笑)
ハードカバーでサイズが少し大きめなので、寝転がって上を向いて読むのは重くて大変です。
うつぶせになって読んでいます。
寝かしつけ絵本としては、仰向けで読みたいところなので少し残念です。
寝る子どもと寝ない子どもの特徴は?
先ほど私が検討していた『おやすみロジャー』も本書も、寝る子どもの特徴に上手くマッチすれば、とても良い感じに寝てくれるのかと思います。
逆に寝ない子どもの特徴にはマッチしない気がします。
レビューなどを見ていると、寝る子どもは「言葉の意味」や「情景」を理解できる子どもが多いようです。
例えば、人があくびをしたとき、「もう寝る時間だ」と感じたり、
「帰り道」という言葉から、帰った後は何をするのか想像できたり、
そんな子どもが、寝かしつけ本で上手く寝ているように思えます。
また、働く車が大好きでたまらない子どもは、本書では寝ないでしょう。
うちの息子は、子門真人さんが歌う「はたらくくるま」という歌を日中ずーっと歌うほど車が好きなので、本書を読んでいるときも「ミキサー車!」「ダンプカー!」とテンションが上がりっぱなしです。
とくに次のフレーズが大好きです。
ブルドーザーも、げんきに はたらいた。
おおきな ブレードで つちを おしのけ
じめんを たいらに していった。
がー、ご、ご、ご、ごー!
引用 - おやすみ、はたらくくるまたち
おやすみ前ですが、「がー、ご、ご、ご、ごー!」は元気よく叫んでいます(笑)
刺さる部分は、その子によって違いますね。
柔らかいタッチの絵は大人でも楽しめる
私は本書の絵が好きです。
何で描いているかはわかりませんが、クレヨン?のような柔らかいタッチです。
大人も子どもも、柔らかい雰囲気になれて良いと思います。
洋ちゃんのまとめ
寝かしつけ絵本としてはもう少し軽いほうが良い。
絵のタッチが柔らかくて良い雰囲気。
眠気を誘う言葉とテンポ。
うちの息子は働く車が好きすぎてテンションが上がって寝ない。
総合評価 | 3点 | ||
読みやすさ | 読みにくい | 3点 | 読みやすい |
写真・イラスト | 汚い | 5点 | 綺麗 |
お値段 | 高い | 3点 | 安い |
(0点 ~ 5点) |
25×26cm ハードカバー - 2012/09/07
シェリー・ダスキー リンカー (著), トム・ リヒテンヘルド (イラスト), 福本 友美子 (翻訳)
ひさかたチャイルド