【レビュー】どうぶつえんのあいうえお 小宮 輝之【書評】
投稿日: 2017/01/15 更新日: 2017/10/22
絵本・児童書 暮らし・健康・子育て
書籍名 | どうぶつえんのあいうえお |
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著者 | 小宮 輝之 |
定価 | 1,200円(税抜) |
発売日 | 2016年6月 |
出版社 | 交通新聞社 |
サイズ | B5 |
ISBN | 978-4-3306-7616-6 |
あいうえお50音と動物がセット
本のタイトルが『どうぶつえんのあいうえお』という名前の通り、
「あ」から「ん」までのページが一冊の本となっています。
うちの2歳半の息子が寝る前に読んでいます。
あいうえお自体はまだ全部通して言えないですが、大体覚えてきたかな。
見開き2ページで、動物の写真とあいうえおがセットになっています。
あいうえおのページでは、一文しか書かれていないのでサクサク読めます。
乳幼児向けの本としては、1ページ分でちょうどいい情報量ですね。
ただし、50音分のページ数がありますので、全文読もうとすると読み終わるまで少し時間がかかる印象です。
大きさはB5サイズなので、2歳半の息子が自分で持って読むにはちょうどいいみたいです。
「あ」のつく動物の定番は何?答えが一緒のほうがいい?
例えば「あ」のつく動物はたくさんいます。
あなたの答えはなんですか?
アザラシ?アシカ?アヒル?アライグマ?
本書では、アフリカゾウが載っています。
さて、「わ」のつく動物はなんだと思いますか?
私の答えは、ワニでした。大体この手のものはワニで育って来た記憶がありますので。
本書では、ワオキツネザルが載っています。
個人的な感想ですがこれには少しビックリでした。
言葉を覚えるときは、ある程度定番ネタが良いと思っていますので。
あいうえおが主役ではなくて、動物が主役の本ですね。
ちなみにですが、写真は動物園で撮影されたもののように見えましたので、その動物しかいなかったのかな?とか
他の本との差別化で、インパクトのある動物を入れたかったのかな?とか
そんなことを作り手目線で見てしまう動物もいました。
もちろん定番の動物もいますよ。
対象年齢が上がってもちょっとした楽しみがチラホラ
動物の写真とあいうえおを楽しむのみでなく、他にもちょっとした楽しみがいくつかありました。
ワオキツネザルが出てきたように少しユニークな動物がいたり、動物の説明で少しコアな情報があったりします。
著者の小宮輝之氏は、元恩賜上野動物園園長らしく、動物をもっと知ってもらいたいという想いが込められているように感じました。
余談ですが、私が本書を購入した場所は上野動物園です。
また、カバーの裏にあいうえお表が載っていたり、各ページのイラストにちょっとした仕掛けがあったり、様々な楽しみ方ができる一冊だと思います。
洋ちゃんのまとめ
1ページ分はサクサク読めるけど、50音分は少し時間がかかる。
ユニークな動物がいたり、説明文が面白いので大人も楽しめる。
動物が好きな人や、動物を好きになってもらいたい人におすすめ。
総合評価 | 4点 | ||
読みやすさ | 読みにくい | 3点 | 読みやすい |
写真・イラスト | 汚い | 5点 | 綺麗 |
お値段 | 高い | 4点 | 安い |
(0点 ~ 5点) |